男性不妊症の治療について
男性不妊症の原因としては、インポテンツやEDなどの勃起障害を除きますと、当然ながら、その多くが精子に関連した不妊症となってきます。そして、この精子障害による不妊症についても、原因や症状は色々ありますし、その治療法や対処法も変わってきます。
また、そのような不妊症の治療についても、その原因によっては、薬で治療するなどの比較的に簡単な治療で済む場合もありますし、精管が詰まっているような少し特殊な場合には、ちょっとした手術が必要になることもあります。
こちらでは、そのような男性不妊症に対する病院での治療法などについて、原因や症状別にお話していきたいと思います。
造精機能を高める治療
精子数が少ない場合などでは、精子を作る器官である精巣の機能を刺激して、精子の生産能力を高めると言う治療法が一般的となっています。そして、造精機能を高める治療法にもいくつか種類がありますが、ここでは、多く使われている治療法をご紹介します!
● 性腺刺激ホルモンを使用した治療
男性の精子を作る機能は、脳下垂体から分泌される性腺刺激ホルモンの働きによって活性化しますので、このホルモンを補って精子の生産機能を高めようと言う不妊治療です。このような治療では、おもにクロミフェンやhCG、hMGなどを使用して治療を行います。
精管や精管付近のトラブル
精子の流れや生産機能が妨げられていることが原因となって、男性不妊症となっている場合があります。どの程度、男性不妊症に影響してくるかは、その症状の程度にもよりますが、当然ながら、悪化していればいるほど重要な治療項目となります。
● 精管通過障害の治療
この精管通過障害というのは、精子の通り道に障害があるために、正常に射精することが出来ないと言う状態です。このような場合の治療法としては、精子の通り道である 「精管」 の障害がある部分だけを切り取って、つなぎ合わせるという手術療法があります。
ただ、精管が詰まっていた期間が長かった場合には、精子をつくる能力自体が低下していることも多くありますので、治療を行っても精子の生産量が増えない場合があります。そのため、このような手術は、精子が十分に生産できるかを確認してから行います。
● 精索静脈瘤の治療
この精索静脈瘤というのは、精管の回りにある静脈が拡張しているために血液の循環が悪くなってしまい、精子の生産能力が低下しているという状態です。また、この精索静脈瘤があまりに大きいと、精巣容積まで減少してしまうこともあり、精子の生産能力への影響も大きくなってしまいますので、注意が必要です。
また、この精索静脈瘤という病気は、健康な方でも約1割程度に認められますが、男性不妊症でお悩みの方になりますと、約2〜3割と多く発症しています。
最後に、精索静脈瘤の治療法についてですが、開腹手術や内視鏡下での手術によって、拡張した血管を結紮(しばる)して治療する 「低位・高位結紮術」 などがあります。また、その他にも、経皮的塞栓術や腹腔鏡下手術で治療を行うこともあるようです。

