性病と不妊の関係
性病の原因となる病原菌には色々な種類があり、病原菌の種類で病状や体への影響も変わります。また、性病に感染している期間が長いほど、男性・女性を問わずに生殖器官にも悪影響が出てきます。
最近では、性の低年齢化の影響もあり、若い方も性病に感染することがあります。若気の至りとは言え、性病に感染したら適切な治療を受ける必要があります。恥ずかしいからと放置するのは、絶対にやめましょう。
性病の原因と症状について
● クラミジア
クラミジアの潜伏期間は1〜3週間ほどで、若い方の感染も増えている性病です。男性が感染した場合は、排尿時の痛みや痒み、膿などの症状が出ます。また、悪化すると慢性前立腺炎や精巣上体炎を発病する場合があります。
女性の場合は、クラミジア感染症が悪化してくると、子宮頚管炎や卵管炎・卵管狭窄を発病するため不妊の原因になります。また、感染している状態で妊娠すると、赤ちゃんにまで感染することがあります。
このクラミジア感染症の治療は、おもに抗生物質を使って治療します。ただ、再発や慢性化しやすい性病ですので、しっかりと治療する必要があります。
● 淋病
淋病の潜伏期間は2〜9日ほどです。男性の症状には、排尿痛や膿みなどの症状があります。悪化すると、前立腺炎や精巣上体炎を発病する場合があります。
女性の場合は、初期に自覚できる症状は少ないです。ただ、淋病が悪化すると、卵管狭窄など発病して不妊の原因になります。また、感染した状態で出産すると産道感染する恐れがあります。
淋病の治療法としては、おもにペニシリン系の抗生物質を使用します。ただ、最近では、抗生物質が効きづらい耐性を持った淋病もあるようです。
● 梅毒
梅毒の潜伏期間は3〜4週間ほどです。梅毒に感染すると、病原菌が入り込んだ部分に潰瘍が出来るなどの症状があります。もし、感染期間が長くなると、全身に赤い斑点が出たり、眼や心臓、神経にまで悪影響がでます。
女性の場合ですと、梅毒に感染した状態で妊娠すると胎児にまで感染する恐れがあり、胎児奇形の原因となります。
梅毒の治療ですが、抗生物質を使用すると短期間で治せます。ただ、悪化すると治療期間も長くなるので、早期受診・治療を心がけましょう。
● 性器ヘルペスウイルス
性器ヘルペスウイルスの潜伏期間は2〜10日ほどで、患部に水泡などの症状が出ます。これが悪化すると潰瘍になり、この潰瘍が破れると非常に激しく痛みます。酷くなると、痛みで歩行困難になることも多々あります。
また、妊娠中に感染すると産道感染して、新生児ヘルペス感染症を発病します。赤ちゃんの死亡率が8割もある重病なので注意が必要です。
性器ヘルペスウイルス感染症の治療には抗生物質を使用しますが、それでも完治できずに再発することがあります。
● トリコモナス感染症
トリコモナス感染症の潜伏期間は2〜3週間ほどで、男性の場合は、ほとんど症状がでません。また、女性の場合では、おりものが膿をおびた泡沫性になって悪臭を伴ったり、痒みなどの症状が出ます。もし、感染が見つかった場合は、パートナーも一緒に検査する必要があります。
● 尖形コンジローム
尖形コンジロームの潜伏期間は3ヶ月ほどで、性器や肛門周辺に発生して増殖します。また、尖形コンジロームに感染している場合は、他の性病や感染症になっている可能性が高いので、なるべく早めに病院で受診しましょう。
尖形コンジロームの治療は、塗り薬などを処方して治療します。ただ、悪化している場合には、外科的に切り取ることもあります。
● 膣カンジダ症
膣カンジダ症の潜伏期間は数日で、カンジダ真菌というカビが原因の性病です。男性の場合は、性器周辺に湿疹がでる程度で自覚症状はありません。女性の場合は、ヨーグルト状のおりものが出たり、激しい痒みなどの症状が出ます。

